臨床獣医の6月号に、世界初の乾乳促進剤がヨーロッパで発売されるという記事がありました。この成分は、ドパミン作動薬のカルベルゴリンという成分で、最終搾乳後に筋注するようです。カルベルゴリンは脳下垂体に働きかけてプロラクチンの産生を止め、乳分泌を止め、乳分泌を減らして乳房圧を下げ、乳漏れを防ぐそうです。
同社の技術責任者Dr.L.Munozは「乳牛の産乳量はここ20年で飛躍的に増えたが、乾乳技術は昔のままである。そのために本剤は、乾乳をスムーズに完了させて乳房の健康を守るためのものである」と語っています。